門客商売

コミメガリニューアルということでお呼ばれしまして、久々に描きました。現在発売中の9月号に載ってます。
スケジュール的に目茶目茶きつくて、気付いていても直せなかったミスとか、いつも以上に手を抜いた仕上げとか、色々と粗が目立つ内容で申し訳ない。
当初、同棲生活を斡旋する大学のサークルという説明が最後のページで入る予定だったんですが、あまりにもネームが多かったので省きました。
そんな内容なので、「同棲同盟なんてタイトルいんじゃね?」と鮮やかにひらめいた。でも一応念のため…とググってみたところ、そのものズバリがズラーっと出てきた。自分がすぐ思いつくものは他人も思いついている。
流石にそれは避けることにして違うものを考える。
間借り人のことを食客と言うらしい。「じゃ食客商売なんてタイトルいんじゃね?」と軽やかにひらめいた。でも一応念のため…とググってみたところ、そのものズバリがズラーっと出てきた。自分がすぐ思いつくものは他人も思いついている。
しかし*客商売という響きが惜しかったので、しぶとく辞典を引いてみると、食客の類義語に門客というのがあった。正直タイトル一つにそんなに時間をかけてる余裕もないので、この辺で手打ちにしたい。字面もいいからもうこれで。

同号カラーページに新・萌えるヘッドホン読本の紹介があって、小さいけど絵が見れます。
先方からSR-007Aで、という発注だったもので、俺の方で機種を選んだりとか出来ませんでした。
当然実物なんか触るどころか見たことすらないわけで、送ってもらった資料写真を元にメタセコでモデルを作成したものの、サイズや細部のディティールはさっぱりわからない。多分実物はイラストより2回りくらい大きいんだと思う。
SR-007A
コミスタでこれをレンダリングしてラフと擦り合わせ、まずヘッドフォン部分だけ原稿用紙にプリントアウト。
次にラフをプリントアウトして、ヘッドフォンを基準に位置合わせしてトレス台で下描き→ペン入れ→それをスキャン、という手段を取った。
モデルなんか作らないで、コミスタの同心円定規かなんか駆使して描いた方が全然マシだったかもしれない。
ケーブルは珍しくパスなんか使って描いた。つーか線が何本あるんだこれは。
…着物着せてはみたけど、ノイズ源そのものみたいなこんな格好で高級オーディオ嗜む人はいないと思います。
トラディショナルなリスニングスタイルは全裸で正座と相場が決まっています。でも裸NGって言われたから仕方ないのです。


“門客商売” への2件のフィードバック

  1. 何故か真っ先に剣客商売が頭を過ぎりましたw

    毎日暑い中大変とは思いますが、
    お体に気をつけ頑張って下さい。

  2. お気使いありがとうございます。
    和物っぽいタイトルにしたかったので時代劇から何か…と色々調べてみましたが、結局最初に思い浮かんだものから離れられずこんなんなりました。
    と言っても池波正太郎全然読まないんですけど…。

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